トスカーナの美術、芸術

トスカーナといえばすぐにルネッサンス発祥の地“フィレンツェ”が頭に浮かぶだろう。トスカーナの芸術の歴史をたどると、今から2500年ぐらい前のエトルリア人の残した遺跡や、ローマ帝国時代の遺跡が現在も残っている。そして4世紀に入ってそれまで迫害されていたキリスト教が認められるようになり、特に5世紀ごろから東ローマ帝国のビザンチン(コスタンティノーポリ=現在のイスタンブール)からイタリアの絵画の分野において強く影響受けるようになった。それまでの具象的表現から抽象的表現へと変化していったのがこのころからである。そしてこのビザンチン様式が13世紀ごろまでトスカーナにおいても主流であった。
そして13世紀の後半にジョットが出現した。かれの出現はイタリアの芸術において最もセンセーショナルだったといても過言ではないだろう。ジョットの出現以降それまでの非常に宗教色の強い表現からより人間的な表現がされるようになり、技法においても遠近法が使われるようになっていった。そして時代はルネッサンスへと向かい、この人間性、遠近法という新たな表現方法がフィレンツェを中心にトスカーナの多くの都市へも広がっていた。
建築分野においては、11〜12世紀に当時海運国として栄えていたピサがイスラム教寺院の様式の影響を受けた独特のロマネスク様式を確立し、またトスカーナ全体として白と緑の2色の大理石を使ったロマネスク様式が多くみられた。そして13世紀にはゴシック様式へと移ってき、過去の様式、芸術をさらに研究して生まれたルネッサンス様式の建築になっていった。建築の分野では16世紀のブルネッレスキーの存在は絵画など多方面にまで影響を与えた。

あまり美術などに興味が無くてもちょっとわかると”あー、なるほど”