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ピサのドゥオーモは1063年ブスケートの設計で工事が開始され12世紀になりライナルドが建物の前の部分を拡張、ファサードを完成させた。教会は1118年に奉納されている。
まずは、すべて白という印象の建物は非常に軽快な感じを与えている。
1層目は柱が半分外に出ているかたちで、互いの間隔も狭くまたその上にアーチをかけていることからもリズミカルな建物になっている。ここには後期ロマネスク様式とピサから離れた場所のラヴェンナ様式の要素がはっきり見られる。
また窓が作られてはいないが、アーチの下に繊細なひし形の象嵌がほどこされている。これはアラブ人との共同作業によってピサにもたらされた様式である。
2層目はライナルドがブスケートの後を継ぐかたちで下とのバランスを崩すことなく設計している。例えば側面の柱と柱の間隔を狭くし上部にアーチを作らず長方形にし、横縞を加えている。
そして2層目以降の外の形はロマネスク様式の特徴でもある、内側の形をそのまま表している。
この教会の特徴でもあるクーポラ(丸屋根)は先がとがった形をし、断面は楕円形をしている。ここでは中近東のイスラム教寺院の様式が使われていることがわかる。クーポラを囲む回廊は後になって作られた。
ファサード(正面)上部はライナルドが自由な発想で設計している。4段の回廊が一見単調に重なっているようにも見える。しかし実際には、それぞれ上下の柱の間隔が少しずつずらされていて、2段目と4段目は教会の屋根の傾斜をうまく使いここにもまた変化をつけている。以上のことから軽快でリズミカルな効果を作り出している。

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ピサのドゥオーモは冬の時期、11月から2月いっぱいは無料。
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